ガスのご利用について
- ガス小売供給契約の主な内容
- ガスをはじめてご使用されるときには
- ガス臭いときには
- 万一のときには
- 火災予防と特殊なガスの使用上の注意
- 安全使用のためのチェックポイント
- ガスの上手な使い方
- ガス機器のお手入れ
- ガス機器が故障したら
- 便利な安全器具のご紹介
- お引っ越しのときには
ガス小売供給契約の主な内容
ガスの使用は契約内容を確認の上お申し込みください
- ガスを新たに使用する方、または契約内容を変更する方は、契約内容を確認して同意の上で、お申し込みください。
- ガス会社を変更される場合は、違約金などが発生しないか、 既に契約している内容を十分ご確認の上、お申し込みください。
- お客様のガスの需要場所を特定する番号は検針票等でご案内しています。
- 契約内容の事前説明及び契約締結時には、原則、契約内容を記載した書面を交付していますので、大切に保管してください。
- ガス料金などの契約内容についてのお問い合わせは、書面に記載されている連絡先に行ってください。
工事はご契約のガス会社で
安全確実に施工します
- 供給施設に関するガス工事は、ご契約のガス会社が責任をもって施工いたします。
- 内管およびガス栓は「売り渡し」とします。その工事費は別に定める見積単価表により算定した金額をご負担いただきます。ただし、特別の工程または材料を必要とする工事は、上記の金額とは別に設計した金額をご負担いただきます。
ガス料金は、小売供給約款に基づいてお支払いください
- ガスの使用量の検針は、原則として毎月同じ日に行なわれます。
- ガス料金は、基本料金とその月のガス使用量に応じた従量料金の合計となっています。
安全供給にご協力ください
- ご契約のガス会社は、法令の定めるところにより、供給施設についての保安の責任を負います。ただし、お客様がご契約のガス会社の責任でない事由により損害を受けられたときは、その賠償を負いません。
- ご契約のガス会社は、法令の定めるところにより、お客様の承諾を得て、ガス消費機器の調査及び内管の検査をいたしますので、ご協力をお願いいたします。
ガスをはじめてご使用されるときには
ガス栓の開栓
ガスメーターの取り付けられている「連絡票」に記載の連絡先(ガス会社・営業所)に連絡して、ガス会社の指示にしたがってください。ガスメーターに取り付けられている「閉栓票」は勝手に取り外さないでください。
使用されるガス機器
全国で使用されているガスの種類は十数種類あります。ガスの種類とガス機器の種類が合わないと正常な燃焼をせず、一酸化炭素(CO)が発生して中毒等の原因になり大変危険です。 ご契約のガス会社が供給しているガスはLPガス(液化石油ガス)です。ご使用前に必ずガス機器のラベルを見て、LPガスと合っているかどうか確認してください。合っていない場合はガス機器を調整する必要がありますので、必ずご契約のガス会社に連絡してください。
ガス臭いときには
あわてずに落ち着いて!
火気は絶対使用しないでください。 ガスに引火するおそれがありますので、換気扇、電灯など電気器具のスイッチには絶対手を触れないでください。
ガス栓やメーターガス栓を閉めてください。
窓や戸を大きく開けてじゅうぶんに換気してください。
ただちにご契約のガス会社へ連絡してください。そして、屋外に退避してください。
LPガスには、万一の場合にそなえて、独特の臭いがつけられています。LPガスは空気より重いので、万一漏れた場合は床面に漂いますから、床面の通気をよくして、換気はじゅうぶん時間をかけて行う必要があります。 LPガスには一酸化炭素(CO)がふくまれていませんので、生ガスによるガス中毒はおこりません。
万一のときには
万一のときマイコンメーターがガスを止めます
マイコンメーターは、次のような場合にガスをしゃ断します。
この時、マイコンメーターの赤ランプが点滅しています。
- 地震(震度5弱以上のとき)
- ガス機器の消し忘れ
- 多量のガス漏れ
- ガス機器の長時間使用
復帰の手順 |
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すべてのガス機器を止めて、ガス栓を閉じてください。屋外の機器も忘れずに。 使っていないガス栓は閉まっていることを確認してください。 この時メーターガス栓は閉めないで下さい。 |
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復帰ボタンのキャップを左に回し、キャップを外してください。 *マイコンメーターの機種によってはキャップの無いものもあります。その場合は復帰ボタンを直接押してください。 |
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復帰ボタンが止まるまでしっかり押して、表示ランプが点灯したらすぐ手を離してください。 *キャップは必ず元通りに取付けてください。 |
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約1分間待ちます。(タイプによっては、約2、3分間待つものもあります。)
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火災予防と特殊なガスの使用上の注意
火災予防上の注意
ガス機器のそばには燃えやすいものを置かない。
揚げ物をしている時やグリルを使用している時は、その場から離れない。 来客や電話などでその場から離れる時には、必ず火を止めてください。
ガス機器は天井・壁などから離して設置する。
排気筒(煙突)に燃えやすいものを近づけない。
地震の時はあわてずに!
落着いた行動が火災などの二次災害を防ぎます。地震が起きたら、あわてずに次の行動をお願いします。
- 地震がおさまってから、ガス機器の器具栓を閉め、ガス栓も閉めてください。
- ガス漏れに気づいたら、すぐ窓や戸を開けて、ご契約のガス会社に連絡し、屋外に避難してください。この時、火気や電気は絶対に使用しないでください。
特殊な方法でガスを使用するときは
- 特殊な方法(酸素・圧縮空気・旧一般ガスなどと同時に使用するなど)でガスを使用するときは、必ずご契約のガス会社に連絡してください。
- こんなときも連絡してください。
特殊なガス器具を使うとき。
乾燥機、ボイラー、各種炉などを設置および撤去するとき。
安全使用のためのチェックポイント
ガスを正しく使って快適な生活にお役立てください
ガス機器には適合マークがついています
ガス機器はガスの種類に合わせて調整されています。あなたのお使いのガス機器はLPガス用の以下の適合マークのいずれかがついているか確認してください。
炎はきれいな青色ですか?
正しい炎 |
空気のたりない炎 |
空気が多すぎる炎 |
ガス栓とガス機器は正しく接続されていますか?
サイズ・接続口に合ったものをご使用ください。
無理な接続はガス漏れ、火災などの原因になります。
ゴム管は大丈夫ですか?
約3年を目安にお取り替えください
ひび割れや固くなったものはお取り替えください。
ゴム管は赤い線までキッチリ差し込んでください。
ゴム管は必ずゴム管止めで止めてください。 使わないガス栓にはガス栓キャップをかぶせてください。
ガス機器使用時には換気をおこなってください
ガスは新鮮な空気を求めています。換気が不十分な状態でガスが燃焼すると、不完全な燃焼となり、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。必ず換気扇を回すか、窓を開けるかして、換気しましょう。
キッチンで
コンロや小型湯沸器をお使いになる時は、必ず換気扇を回すか、窓を開けて換気しましょう。 ただし、マンションなど機密性の高い住宅や、閉め切った室内でお風呂を沸かしているときや、シャワーを使っている時に、隣のキッチンの換気扇を回すと、ふろがまの排気が浴室内に逆流し、一酸化炭素中毒をおこす場合がありますので、換気扇は使用せず、窓を開けてください。
お部屋で
ガスストーブをお使いになる時は30分に1回程度、新鮮な空気に入れ替えましょう。
排気筒は確実に取り付いていますか?
排気筒(煙突)が詰まっていると、不完全燃焼を起こす場合があり大変危険です。日頃から、以下の点に気をつけてください。
排気筒(煙突)の詰まり、はずれ、穴あき、腐食はありませんか?
排気筒(煙突)内に、鳥が巣を作っていませんか?
給気口がふさがっていませんか?
ガスの上手な使い方
ガスを上手にお使いいただくためのポイント
お風呂
- 沸かし過ぎはガスの無駄です。適量の水を適温に。
- 夏は昼間のうちに水を入れておくと早く沸きます。
- 冬は沸かす直前に水を入れる方がお得です。
湯沸器
- 湯沸器のお湯を使ってコンロで沸かすと、早くて経済的です。
コンロ
- ガスを点火する前にお鍋をかけて、お鍋をおろす直前にガスを消すのが経済的です。
- ガス炎の先端がお鍋の底にあたるように調節すると効果的です。
炎が長くなったり、先端が黄色くなったときは一次空気不足です。お手入れが必要です。
ストーブ
- お部屋の大きさに合ったものを使いましょう。
- お部屋の温度は18°C前後が適温です。暖房のし過ぎに注意しましょう。
- お部屋の窓側など最も冷える場所に置くのが効果的です。
お部屋の換気を30分に1回程度行ってください。
ガス機器のお手入れ
ガス機器は、こまめにお手入れすることによって安全性と器具の効率性・耐久性が高まります。忘れないように心がけてください。
- ガス機器の安全なご使用、日常管理については、取扱説明書をよく読んでいただき、その内容を理解し、ご使用いただく事が大切です。
- ガス機器をご使用時に、不快な臭い、炎のあふれ、機器本体の異常な過熱などがあれば、ただちに使用を中止し、ガス機器購入店またはご契約のガス会社にご連絡ください。
ガス小型湯沸器
熱交換器の目づまりなどが、不完全燃焼の原因になることがあります。時々上部に汚れや詰まりがないかチェックしてください。使用中にたびたび火が消える場合は、ガス機器購入店またはご契約のガス会社に点検・修理(有償)をお申し込みください。
ガス暖房機
エアコン、FF暖房機、ファンヒーターは、裏側のエアーフィルターをお掃除しましょう。途中消火の原因になることもありますので、お手入れはこまめに。
ガステーブルコンロ
バーナーが目づまりすると炎がふぞろいになるなど、不完全燃焼を起こす恐れがあります。時々器具ブラシでお掃除してください。
ガス風呂がま
湯あか・水あかがたまったら、上部循環口、下部循環口に水道ホースを入れて強く水を流し込むと、水が上下に循環して汚れが取れます。
ガス機器が故障したら
取扱説明書を読んでも直せなかった場合は、お買い求めになったガス機器購入店、またはご契約のガス会社に連絡してください。
修理を依頼するときは
修理するメーカー名・品名・故障箇所・故障の状態を、できるだけ詳しくおしらせください。 (品名は取扱説明書などをご覧ください)
保証書は大切に保管しましょう
万一保証書をなくされると、たとえ保証期間内であっても修理代がかかることがあります。
便利な安全器具のご紹介
いざというときにガスをストップ!
ヒューズガス栓
ゴム管がはずれたり、ガス栓が誤って開かれガスが流れたときに自動的にガスの通路を遮断し、ガスを止めます。
コンセントヒューズガス栓
ガスホースの取り外しがワンタッチで、コンセントを差し込まないとガスが出ません。
コンセントヒューズガス栓
ボックス型コンセントヒューズガス栓
ネジガス栓
風呂釜など固定式の大型燃焼器具との接続に最適な、ガス流量の大きいガス栓です。
継手金具付強化ガスホース
容易に切れずに、はずれない、鋼線入りの丈夫なゴム管です。
(ネジ接続式専用ホース)
事故を未然に防ぐために安全な備えを!
ガス漏れ警報機
ガス漏れ警報機は24時間休まず、警報ランプと警報ブザーでガス漏れをすばやくお知らせする、暮らしの見張り番です。
ガス漏れ警報機は、グリーンラベルの貼付された検査合格品をお使いください。
有効期限(5年)がきたら、お取り替えが必要です。
または
安全効果をより高めるガス漏れ警報しゃ断装置
ガス漏れをブザーや音声で知らせ、しゃ断弁に信号を送りガスを自動的に止めます。
CO警報器(不完全燃焼警報機)の設置をおすすめします
CO警報器は、不完全燃焼などで発生したCOを感知して、ブザーや音声で知らせます。 ガスが燃焼するには、たくさんの空気が必要です。もし、換気しないでガスを使用すると酸素不足となり、不完全燃焼が起こります。このとき発生するのが危険な一酸化炭素(CO)です。最近の住宅は、気密性が高いので、ガス器具を使用するときには、特に換気に注意してください。
立ち消え安全装置付ガステーブルコンロ
- 煮こぼれや吹きこぼれ、強風などで炎が消えたとき、自動的にガスを止めます。
- 立ち消え安全装置付ガステーブルコンロの使用をおすすめします。
天ぷら油過熱防止機能付ガステーブルコンロ
- 「温度センサー」が常に油温をチェック。温度が約250℃になると、自動的にガスを止めて消火し、天ぷら油の発火を防ぎます。
- 油を使うお料理も安心して作れます。
不完全燃焼防止装置付ガス小型湯沸器
- 換気を忘れたり、ほこりのよる熱交換器の目づまりなどがあった時、炎の異常を検知し、自動的にガスを止めます。
- 現在市販されている小型湯沸器には、すべて不完全燃焼防止装置が付いています。下のようなシールが付いているかご確認ください。
- 古い小型湯沸器をお使いの方は、不完全燃焼防止装置付小型湯沸器へのお取り替えをおすすめします。
不完全燃焼防止装置付ガスファンヒーター
フィルターの目づまり等で新鮮な空気が不足したら、異常を検知し自動的にガスを止めます。
お引っ越しのときには
前もってガス会社に連絡してください
お引っ越しが決まりましたらお早めに連絡してください。
ガス料金の精算は転居日に
転居日にご契約のガス会社の者がお伺いし、前回の検針日から転居日(メーターガス栓の閉栓日)までの使用量に基づきガス料金を精算します。
ガス料金の精算は転居日に
転居先に供給されているガスの種類にお手持ちのガス器具が合っているかどうか、必ず確認してください。